ドラマ 「ラジエーションハウス ~放射線科の診断レポート~」をウォッチしています。
今季のドラマで最も注目しているドラマの一つになります。
前回のおのやの意見はこちら
第六話をみて、また思うことがありましたので、色々と考えてみたいと思います。
前回に引き続き番組の感想というよりは、おのや がドラマの内容から感じた事をまとめたものです。ご了承ください。
*ネタばれが含まれる場合がございますので、まだ見ていない方はここで止めていただいたほうがいいかもです。
それでは、行ってみましょう。
今回のざっくり内容
ざっというと、医師免許を持ちながらも技師として働く五十嵐唯織は、何かとトラブルを引き起こします。
唯織は知識を持った技師が医師をサポートすることによってより良い医療にできる信念をもっていますが、今回は医師→技師の命令系統が変化することは医師法に抵触することを問題にされてしまいます。
ですが、 唯織は甘粕杏の為に何かしたいと思います。それは周りを巻き込みラジエーションハウスの結束を強め、杏に最高のサポートを行います。
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唯織が今回やった事
唯織の苦悩
まだまだ、杏に対してサポートができていない事に悩みます。
院長の大森渚(和久井映見)は、唯織の考えに理解を示すものの、「医師であることを隠す」事で患者の未来を救うことができるのかを問います。
大森院長は、「医師としている」ことのほうが救える命が多いという現実を伝えたかったのかもしれません。ですが、命を救う事と同じくらい、杏に対してのサポートをやりたいという信念もあります。( 杏に対してのサポート= 多くの命を救う事 として繋がっています。)
杏へのサポート
ある日運ばれた子供の患者に対して、IVRを提案しますが、上司の鏑木部長より、「命を優先」とのことで、 回復手術を行う事となりました。
IVR(アイ・ブイ・アール)という言葉をご存じでしょうか。さまざまな医療場面で活躍の場を広げている治療法で、正確には「Interventional Radiology=インターベンショナルラジオロジー」、日本語では「画像下治療」と訳しています。文字通り、X線(レントゲン)やCT、超音波などの画像診断装置で体の中を透かして見ながら、細い医療器具(カテーテルや針)を入れて、標的となる病気の治療を行っていきます。
http://www.jsir.or.jp/shimin/what_ivr/ より引用
この事が、杏の苦悩を大きくさせてしまいます。
唯織はこんな状況を変えようと、サポートを行うために、 ラジエーションハウスの技師を巻き込んで IVRの勉強会を行います。
結果として唯織のサポートの元、次の患者で難しいIVRを成功させました。
杏もまた、唯織達技師に対しての信頼も生まれ、一人だけではない事を実感しました。
今回のような環境になれば、社会は変わるかも!
ここからはちょっと おのや が思った事を書いていきます。
強い信念があれば、それが支えに
今回も唯織は、技師であることにこだわります。
人から見れば「間違っている」と捉えられかねない事ですが、この道が最善であることを唯織は信じています。
唯織にとっては、「世界一のカメラマン(放射線技師)になること」は杏が示してくれた道であり、叶えたい最大の希望です。そして、学んでいく中で、その希望を叶える事は「多くの人の命を救う」事に繋がっていきます。
一つやり遂げたいと思う事を、突き詰めていく事で人は強くなれます。唯織はれまでも、続けてやりたい事を突き詰めてきていたのだと思います。その信念は今回も周りを動かしていくことになりました。
おのや も経験がありますが、強い信念があることは、自分の環境を変えていくスタート地点に立つことと同じだと考えています。
そうなんです、「信念を決めて、育てていく事」はやっとスタート地点に立つということなんです。最初はさほど協力はしてもらえませんが、続けていく事で回りを巻き込んでいく事ができるようになります。
信念が、周りを巻き込んでいく
今回のように周りが理解してくれるという環境は、通常なかなか難しいと感じる方のほうが多いと思います。
ドラマでも、第一話の時点では、仲間達は最初は決して動いてくれるような環境ではなかったと思います。 ですが、その状況は次第に変わっていきます。
この変化は、才能というよりは、 唯織の強い「信念」のほうが大きいと感じています。
当然その中で協力をしてもらえなかったり、邪魔されたりという事もあります。そういった事で信念がおられたり、弱くなる場合も多々あります。「○○はダメだ」とか「○○はいけない」など意見を言われて、道を見失う事もあります。(今回の杏がそうでした)
でも、人生色々な人がいるのは仕方がないというか、当然の事です。それぞれが様々な過去・背景を経て今を生きています。そういった事から自分の信念ができていくのだと思います。
生きていく上で、「 自分を成長させてくれる信念を見つけ、育てていく事 」が重要な事だと感じました。
信念がスタートラインであるならば、続ける事は「周りを変えていく事」なのかもしれません。
「違い」を生かしていけるコツはこれかも
前回の投稿でも書きましたが、おのやは「周りとの違い」に戸惑う事が多かったです。
今回の杏のような壁に突き当たったとき、信念が消えてしまうような感覚を感じたときも多くありました。多くの方も同じ思いをされ、気づいたら信念を曲げざるえなかった人の方が多いかもしれません。
でも、今回の唯織のような生き方ができれば、「違い」は生きていく上でアドバンテージになるのかもしれない と感じています。
また、「違い」をどのように生かせばいいかを考える時、「この違い誰の為になるか?」といった視点で見ていくのかもしれません。
こんな風に考えられた時、「違い」が「個性」に変えていけるコツかなと思った次第です。
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